2020

 今年はいろいろあった激動の年でした。特にコロナウィルスによって人々の生活様式が大きく変わり、それにより、世界的にも大混乱が続いています。早く収束してくれることを祈るばかりです。
 年末恒例、今年の初めに私素人が勝手に予想したIT動向について当たっていたかどうか検証してみます。
予想1.中国・韓国のIT業界の衰退
KANTYU
 昨年よりも増して、韓国企業の業績は悪化し、倒産する企業も増えるでしょう。特に韓国の得意な半導体分野は危機にさらされ、国家非常事態宣言のような状態になると思います。半導体大手のサムスン電子は会社の存続が危ぶまれ、もしかしたら日本の企業に買収され、新たに日本企業として再出発する可能性があります。また、他の財閥企業も軒並み危機に陥り、韓国ではクーデターが起きるかもしれません。
 また、同時に中国企業の伸びもストップし、衰退の一途をたどり始めます。米中の貿易摩擦は昨年よりも緩やかな兆しが見えてきますが、IT業界の製品の販売個数の伸びが落ち込み、特に中国企業で力を入れているスマホ事業も世界的な商品のだぶつきによって販売個数が伸び悩み、中国経済にも少しづつ影響が出てくるかもしれません。

結果:
 韓国経済は現在危機に直面しているのが現状です。みなさんも分かる通りホワイト国撤回から日本の不買運動につながり、日本の逆鱗に触れてしまったために、日本との関係は修復不可能な状態までいっております。この日韓関係の悪化は政府間だけでなく、国民間でも大きく悪化しており、正直なところ韓国経済は崩壊してもお構いなしで絶対助けない、もしくは日本政府は絶対助けるなといった人が多いと思います。このことから、大手サムスンも原料の調達や、スマホ販売の伸び悩みなどといったことで苦境に陥っています。それと同時に自動車業界では日産は韓国から撤退し、また、GMは韓国GMのストライキによって撤退直前まで来ています。
 航空業界も日本の不買運動と、コロナの影響が重なり日本以上に厳しい状況になっています。大手格安航空(LCC航空)は倒産もしくは倒産直前まできており、財閥の大韓航空も政府の支援を受けてやっと会社を維持している状況です。

 このように韓国の経済は軒並み業績は悪化しているのが現状です。もちろん世界中でコロナの影響で業績が悪化している企業は多いのが現状ですが、韓国の場合、コロナの影響の他に日本に対する不買運動や徴用工問題などが引き金になり、とうとう日本怒らせたため自分で自分の首を絞めてしまった状況になっております。

 中国はアメリカの経済制裁の他に中国南部の大洪水により、経済は一気に悪化しております。また、コロナウィルスの発生元ということで、世界中からか中国が非難されている状況です。
 実際、中国の経済内容は党は発表する数字は嘘の数字であり、GDPはプラスと報じていますが、実際には大きくマイナスになっているのが現状です。中国共産党は悪い数値は隠しています。
 テレビなどのメディアでは報じられていませんが、中国共産党の政策の一つとして半導体の工場を次々と作り、第2のシリコンバレーを目指していました。しかし、実際には予算不足やいろいろな要件が重なり、建設が次々とストップしています。
 現在、中国共産党はIT業界に対して党の意向に少しでも反しているところを潰しにかかっています。先日、アリババに対しても制裁を行っていました。習主席は何を企んでいるのか今後動向が気になるところです。

予想2.日本企業のIT業績の上昇
JPN

 中国や韓国のIT業績が減速傾向にある中、日本企業のIT業界は好景気を維持します。経済の専門家はオリンピック以降、景気は一気に冷え込むという予想を立てている人もいますが、オリンピック以降も好景気の状態になると思います。
 世界全体が今までは価格の安い物が人気となっておりましたが、これだけのIT機器が世界中で使われていて安かろう=悪かろうといったものに疑問を持ち始め、日本の技術が見直され良いものを長く使うといった風潮が世界全体に広がり、日本の製品の品質のすばらしさが世界中で再認識されます。またオリンピックを機に、世界ではない日本独自のシステムなども注目され、思いがけない分野が世界中から注目を集めるかもしれません。

結果:
 新型コロナによる影響によりオリンピックが延期されたことで、「オリンピック景気」がなくなってしまいました。それどころかコロナによる景気減速になっております。
 しかし今年に入り、世界中で特に安かろう=悪かろうといった商品に疑問を持ち始め、Made in Japanが見直されてきています。これはコロナの影響で、この先の生活の不安から「無駄使い」をしないようにいい商品を長く使うといった傾向になってきていると思います。日本の製品の品質は世界的に認められています。来年はいよいよオリンピックが開催されます。IOCは中止しないと明言していました。予想に記した世界ではない日本独自のシステムなども注目され、思いがけない分野が世界中から注目を集めるかもしれないことを期待しましょう。


予想3.世界中でLED液晶・メモリ価格が暴落

 世界中で液晶やメモリの価格が暴落し始めます。
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 今年は液晶価格やメモリ価格が暴落します。原因として仮想通貨の暴落によってのユーザー離れによるマイニング機器の需要の減少・スマホの販売不振などが挙げられますが、それと同時に日本のパチンコ業界の衰退も大きな原因となります。

 今年に入り、日本のパチンコ業界にとってはターニングポイントとなっており、今年中に全国の約半数のパチンコ店が倒産すると予想されています。これは4月からのホールの全面禁煙、ならびにスロットやパチンコ機器の規制による新基準以外の機器の総入れ替えなどが挙げられます。また、若者のパチンコ離れなどにより、昨年以上パチンコ店にとっては厳しい状況にあります。
 機器の総入れ替えにより、需要が高まり逆に価格は上昇するのではと思う人も多いと思いますが、実はこの総入れ替えによって費用がかさんでしまい、結果倒産件数が増えると言われています。
 一説によると、今年は中堅のパチンコ店、いわば全国規模ではないけれども、地元でそこそこ有名な企業が軒並み倒産するのではと一部では予想されています。逆に個人で経営しているような小さなパチンコ店は経費も少ないので中堅ほどではないが倒産する件数は少なく、同時に大企業も不採算店の撤退による店舗数の現象になると分析されています。

 なぜ、パチンコ店の衰退によって液晶やメモリ価格に影響するのかと言いますと、現在全国のパチンコ店でパチンコ機が2,749,532台、スロット機が1,687,084、その他スマートボール等225台 総台数4,436,841が設置されています。この数は一見少ないように見えますが、この数は現在設置している台数で、実際にはその他に平成30年度ではありますが、新台で流通した数でパチンコ機が約125万台、スロット機が33万6千台となっております。また、これとは別に中古機の再認証台数が同じ平成30年度でパチンコ機が77万7千台、スロット機で37万6千台で、これだけ多くの台数に大量の液晶やICなどのメモリ・半導体が使われております。これらの台数が一気に流通しなくなると、多少なりとも液晶価格やメモリ価格に影響を及ぼしてくるかもしれません。

結果:
 液晶やメモリの価格は暴落は起きないものの、下落傾向にあります。また液晶の価格も下落傾向です。これはコロナウィルスにより需要が縮小しているのが大きな原因のようです。ただし、この下落傾向はコロナウィルスが収束し、景気の回復が本格化すれば、企業は投資活動を活発化することによって上昇すると予想されています。
 日本のパチンコ業界の衰退は予想以上に加速しているのが現状です。パチンコ業界の衰退に拍車をかけた要因は4月に施行された健康増進法における受動喫煙防止対策により、特定の場所以外での喫煙禁止と、コロナウィルスによる営業自粛によって一気にパチンコ人口が減ったのが現状です。このパチンコ人口が一気に減ったことは業界によって大打撃かもしれません。実際パチンコ屋の客数は見た限りでは3分の1まで減っているような感じがします。
 現在のパチンコ屋の機械はすべてリースで購入しています。そのリース台を払うだけでの精一杯な店も多発しています。また、新型コロナウィルスによる殺菌などにかかる消耗品台も大きく負担になっているとの声もあります。現在、倒産件数は当初予想していたよりも少ない状況ですが、各パチンコ店の体力はどこまで持つかが勝負となっているようです。



予想4.新たなウイルスによって世界中が大混乱


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 今年はランサムウェア以上に感染力の高いウイルスが登場し、世界中で大混乱を起こします。特にこの新しいウイルスは大手のITサービスのサーバーが感染され、これから一気に世界中に感染が広がってしまいます。このウイルスの製作者は北朝鮮?といった国家ぐるみで行われ、世界中のIT網を壊すのが大きな目的で、これによって軍事作戦と併用して行われる新たな脅威の手法となってしまうかもしれません。
  また、今年は情報漏洩の問題が多発する年でもあります。昨年以上にウイルスによって顧客データの流出などが多くなり、大手企業でもこの問題が頭を抱えてしまうことになるかもしれません。

結果:
 IT業界でのウィルスでなく、リアルなウィルスの感染によって世界中が大混乱しています。しかも世界中で感染拡大しており、IT内のウィルスどころではなくなってきております。早く収束してほしいと思います。
 コンピュータウィルスについてはEmotetウイルスがまたまた脅威となっています。今年の7月から再び活動開始しているようですので気を付けなければなりません。
 北朝鮮による情報攻撃は昨年に比べて少々おとなしくなっています。これは北朝鮮内でもコロナウィルスが蔓延しており、北朝鮮内では施設や消毒薬・薬などがないことから、大変なことになっているようです。情報攻撃を行うような状況ではなく、命を守るのが精いっぱいの状況のようで、このことで少しおとなしくなっているのかもしれません。


 次回は後半部分を検証していきます。