Win78
 現在Windows7のサポートは終了しておりますが、依然として現在でもWindows7を使用しているユーザーは多いのが現状です。
 Windows7や8.1で意外に多いエラーとしてブルースクリーン1000007eが挙げられます。影響を受けるほとんどのユーザーは、明らかなトリガーなしに問題がランダムに発生しているように見えることを報告しており、その場合固有のブルースクリーンコード (1000007e) によって認識されております。この問題は、Windows 7とWindows 8.1の両方で発生することが確認されているため、特定のバージョンのWindowsに固有のものではありません。このコードが出た場合の解決方法をご紹介します。

 この特定のエラーメッセージを解決するために調査したところ、最も一般的な原因は次の通りとなります。
  • 不適切に移行されたドライバーによる原因
     
     この問題は、通常Windows の以前のバージョンから Windows 10 にアップグレードした直後に発生することが報告されます。この原因に該当する場合は、Windowsがすべてのドライバーを最新のもにすることで解決できる場合があります。この場合、Windows Update を使用して最新のものにする必要があります。

  • サードパーティのアンチウイルによる原因

     アバストおよびその他の同様のセキュリティ製品を使用している場合、この種の予期しない BSODクラッシュの原因となる場合があります。この問題は、セキュリティ製品がWindowsのカーネルに必要なファイルをブロックしてしまうことで現象が起きます。この場合、更新などでシステムがオペレーティングシステムを強制的に再起動する場合に発生します。この場合の対策として、クラッシュの原因となっているサードパーティ製のセキュリティ製品をアンインストールもしくは無効することで、問題を解決できます。

  • 古いBIOSバージョン

     特定のデスクトップのパソコンの設定などで、不安定なBIOSバージョンのために発生するこがあります。これらの原因のほとんどが自作PCやサードパーティメーカー(特定メーカー以外)のデスクトップコンピュータで発生します。この場合、BIOS バージョンを最新バージョンに更新することで、問題を解決できるはずです。

  • システム ファイルの破損

     システムファイルの破損による原因の場合も、予期しないブルースクリーンコードのクラッシュ (10000007e)を引き起こします。この原因が該当する場合、修復インストールを実行することで問題を解決できるはずです。

これらの原因でクラッシュが起きてしまった場合、次の方法で解決に結びつけることができます。


1 : 保留中の更新をすべてインストールする

 Windowsをアップグレードした場合、移行された多くのドライバが現在のバージョンの Windows と互換性がない場合に、この問題が発生する可能性あります。この原因の多くは、ユーザーが以前のバージョンのWindowsからWindows 10にアップグレードした後に発生します。この場合、互換性のないドライバが使用されると、BSODロックが発生します。
 この場合、Windows Update がインストール準備をしていた保留中の更新プログラムをすべてインストールした後に最終的に問題を解決できる場合があります。更新プログラムをインストールする場合、同時に互換性のないドライバは、互換性のあるドライバに置き換えられる可能性が高いため、この手順は成功する可能性が多くなります。

 Windows Update を使用して保留中の各更新プログラムをインストールする場合は次の方法に従ってください。

  1. Windows キーを押しながら R キーを押して、[ファイルの実行] ダイアログ ボックスを開きます。その後、「ms-settings:windowsupdate」と入力し、Enterキーを押して設定アプリケーションの[Windows Update]タブを開きます。

  2. [Windows Update] タブを開いたら、右に移動し、[更新プログラムの確認] をクリックして、更新プログラムのスキャンを開始します。

  3. 新しい更新プログラムが利用可能な場合は、画面の指示に従って、保留中の更新プログラムをインストールします。

    注: すべての更新プログラムをインストールする前に再起動するように求められた場合は、再起動を求められますが、同じ画面に戻って、コンピュータが最新になるまでインストールを続行してください。

  4. すべての更新プログラムをインストールした後、コンピュータを再起動し、次のブート シーケンスが完了した後に問題が解決したかどうかを確認します。
 この方法ができない場合、またはコンピューターが既に最新の状態になっている場合は、次の解決方法を行ってみてください。

2 : サードパーティ製のウイルス対策ソフトウェアをアンインストールする

 アンチウイルスソフトが原因ではないと思われますが、かなりアンチウイルスソフトによって、過保護な状況になっており、そのためクラッシュの原因となってしまっている場合があります。影響を受けるユーザーは、この原因で多いのがアバストまたは同様のサードパーティ製クライアントソフトによるもので、この動作の原因はさまざまですが、セキュリティ製品はカーネルと密接に連携しているため、ファイルをブロックし、オペレーティング システムを停止させる原因となる可能性があるということです。

 この原因が該当する場合は、クラッシュの原因となっているサードパーティ製品をアンインストールすることで、問題を解決できます。これを行う方法には下記の方法で行ってください。

  1. Windows キーを押しながら R キーを押して、[ファイルの実行] ダイアログ ボックスを開きます。次に、「appwiz.cpl」と入力し、Enter キーを押して[プログラムと機能]ウィンドウを開きます。インストール済みプログラムの一覧を開きます。

  2. [プログラムと機能] ウィンドウが表示されたら、インストールされているアプリの一覧をスクロールダウンして、競合の原因と思われるウイルス対策パッケージを見つけます。

  3. 表示されたら、右クリックして、表示されたコンテキストメニューから[アンインストール]を選択します。

  4. 画面の指示に従ってアンインストールを完了し、コンピュータを再起動して問題が解決したかどうかを確認します。

この方法でも解決できない場合、もしくは自分の状況に適用できない場合は、次の方法に進みます。

3 : BIOS バージョンの更新

 主にDell製品のデスクトップコンピュータで問題が発生している原因のひとつに、BIOSバージョンの更新が挙げられます。BIOSファームウェアのアップデートに成功した後、1000007e BCCodeでランダムBSODクラッシュを止めることができたという報告もあります。

 このBIOSバージョンを更新する正確な手順は、マザーボードの製造元によって大きく異なっています。

警告 : BIOS バージョンの更新手順では、手順を誤って実行すると、PC にさらなる安定性の問題が発生する可能性があります。そのため、BIOS のファームウェアを更新する場合は、きちんと手順をよく確認し、きちんとした手順や環境でファームウェアを確実に実行できるようにすることをお勧めします。

アップグレードの正確な手順は構成によって異なりますので、製造元に応じて適切なマニュアルに従ってください。BIOS バージョンの更新に役立つ、最も一般的な製造元の便利なリンクを次に示します。

Bios のバージョンが最新のもの更新されているのに、この問題が解決しない場合は、次の方法に進んでください。

4: 修復機能を実行する

 問題が根本的なシステムファイルの破損によるものである場合は、修復インストールを実行することで問題を解決できるはずです。修復インストールによって影響を受けていたものが1000007e BOSDクラッシュなしで正常にコンピュータを使用することができるといった一定の効果が報告されています。

この手順は、Windows コンポーネントとブート関連のプロセスのみを更新し、写真、アプリ、ゲーム、ビデオ、その他の個人ファイルを含むすべての個人データを保持できるため、クリーン インストールよりも優れています。

修復インストールを実行する場合は、OSによって異なります。各OSの手順に従ってください。