HyperV

 Windows10のバージョンにHomeとProがあります。現在市販されているパソコンにはWindows10がインストールされていますが、安いパソコンなどはWindows10 Homeバージョンの場合があります。一方、Proバージョンは機能は多くなりますが、その中でも魅力的なのが「 Hyper-V」という機能です。この「 Hyper-V」はWindows10で他のOSをエミュレートする機能で、Windows10の中にWindows7やWindows Xpなどの仮想環境を構築できます。通常はこの「 Hyper-V」、Windows10 Homeでは機能がないため、動作させることは出来ませんが、次の方法でこの「 Hyper-V」を使用させることができます。
Windows 10 HomeでHyper-Vをアクティブにする方法は次の通りです。

  1. デスクトップ上の空白領域を右クリックし、[作成] > [テキストドキュメント] を選択します。
  2. Github のマイクロソフト仮想化コマンドによって記述された以下のスクリプトを作成したテキストドキュメントに貼り付けます。次に、上部のタブの[ファイル]>[名前を付けて保存]をクリックします。[ファイル名] フィールドに、.bat拡張子を付けて、任意の名前を指定し、デスクトップに保存します。

    pushd "%~dp0"

    dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\*Hyper-V*.mum >hyper-v.txt

    for /f %%i in ('findstr /i . hyper-v.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
    del hyper-v.txt

    Dism /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Hyper-V-All /LimitAccess /ALL


  3. デスクトップで、作成した.batファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。その後、コマンド プロンプト ウィンドウが表示され、Y キーを押してコンピュータを再起動するように求められますのでコンピュータを再起動します。

  4. Win+ R キーを押して「optionalfeatures.exe」と入力して、システム コンポーネントを開きます。Hyper-V を見つけてチェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。


 これでWindows 10 Homeでも「Hyper-V」を使用することができます。Windows 10 Homeユーザーは簡単ですので、ぜひやってみてください。