PFNERR
 PFN_LIST_CORRUPTエラーは、ドライバーが誤ったメモリハンドルのリストを送信することで発生することが一般的です。例えば、ドライバーが同じリストに対してMmUnlockPagesを二度呼び出すことがあります。また、PFNはディスク上のファイルの位置を特定するために使用されます。このエラーは、突然の停電後や電源ケーブルが抜けたり、ユーザーが電源ボタンを押した後など、システムが不適切にシャットダウンされた後に発生することが多いです。以下に、PFN_LIST_CORRUPTエラーの修正方法を紹介します。
　まずは、フラッシュドライブ、プリンタなどのUSBデバイスをPCからすべて取り外して再起動します。軽傷の場合はこの段階で再起動を行うことができ、通常通りログインできます。もし、再起動後、エラーが出る場合は修復を行分ければなりません。次の方法で修復を試みてください。

　コンピュータの電源を4~5回オフにして電源を入れ、コマンド行とセキュアモードを実行できる追加オプションを表示させます。

1. ドライブのセクターを確認する
コマンドプロンプトを管理者で実行し、ディスクの不良セクタをチェックするコマンドを入力します。ディスク上の問題の場合、エラーコード0x4Eが表示されますので、ディスクを修正します。

chkdsk c: /f /r

2. システムファイルの復元
上記と同様にコマンドプロンプトを管理者で実行し、次のコマンドを 1 つずつ入力します。

sfc /scannow
DISM /ONLINE /CLEANUP-IMAGE /RESTOREHEALTH


3. RAM診断
RAM のエラーにより、プロセスが正常に機能しない場合があります。特に、キャッシュからディスクのページを抽出しますのでこのエラーが起きることがあります。上記と同様にコマンドプロンプトを管理者で実行し、以下のコマンド ラインを入力し、RAMチェックを行います。

mdsched.exe

4. 自動起動
　自動起動プログラムは、PC を起動するとバックグラウンドで動作するため、ドライブ全体に影響を与える可能性があります。Ctrl+Shift+Escキーをクリックしてタスクマネージャを開き、「自動起動」タブに移動します。サードパーティ製ソフトウェアの自動起動をすべてオフにします。


5. デバイスドライバ
　エラーコードPFN LIST CORRUPTを持つブルースクリーンの原因の一つとして、古い互換性のない、または破損したドライバによってエラーが起こる場合があります。すべての主要なドライバを削除し、製造元のWebサイトから最新のものをダウンロードしてインストールしてください。

6. システムをロールバックする
　回復ポイントをオフにしていない場合は、システムがうまく機能したときの状態の数日前にシステムをロールバックすることができます。
　「Win+R」キーを押してしてsysdm.cplと入力し、画面の推奨事項に従いロールバックを行ってください。

その他の原因として

　Windows 10のアップグレード後にエラーが発生した場合は、最後にインストールされたパッチを削除してください。
　一部のファイルをブロックする可能性があるため、サードパーティ製のウイルス対策ソフトウェアを一旦削除します。これで解決できる場合、DrWebやzemanaのようなスキャナで一旦ウイルスのシステムをスキャンすることをお勧めします。
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