VOLSYS
 Windows10を使用していて、ディスクやシステムファイル等に異常がある場合、EXFAT_FILE_SYSTEM (volmgr.sys)のブルースクリーンエラーが出る場合があります。この場合の修正方法をご紹介します。
 volmgr.sysファイル(ボリューム マネージャー ドライバー )は Win64 DLL (ドライバー) ファイルの種類の一つです。Win64 DLL (ドライバー) ファイルは、Windows NT 32 ビット OS の SYS ファイル拡張子に関連付けられます。このvolmgr.sysファイルに異常がでた場合、ブルースクリーンが起こり、エラーコード0x0000012Cが表示されます。
 ブルースクリーンで表示されるエラー内容は次のようになります。
  • volmgr.sys が見つかりませんでした
  • volmgr.sysのロードに失敗しました
  • volmgr.sys ファイルが見つからないか、または壊れています
  • 起動できませんでした– volmgr.sys
 このエラーが出た場合、システムの復元を実行し、最近インストールしたソフトウェアを一旦アンインストールして再インストールすることによって問題が解決できる場合があります。なお、このエラーに遭遇した場合は次の方法で修復を試みてみますが、修復を行う前に、Windows 10/11デバイスにアップデートを確認し、利用可能なビットをインストールして、エラーが再び表示されるかどうかを確認してください。また、修復を行う前に必ずPCに接続されている外部ストレージ デバイス、ドック、ドライバー、およびその他のハードウェアを取り外してください。

1.ブルースクリーンオンライントラブルシューティングを実行する
 ブルー スクリーン オンライントラブルシューティングツールを実行し、EXFAT ファイル システム (volmgr.sys)ブルー スクリーン エラーが解決できるかどうか確認してください。解決しない場合は、次の解決策を試してください。

2.SFCスキャンを実行する
 SFC スキャンを実行して、システム ファイル チェッカーを行い、修復できるか確認します。SFC スキャンで解決しない場合は、次の解決策を試します。

3.DISM スキャンを実行します。
 SFC スキャンで破損または破損したシステム ファイルの復元に失敗した場合、システム/イメージの破損の重大なケースとなります。この場合DISM スキャンを実行します。

4.CHKDSK を実行します。
 問題を引き起こしているドライバはボリューム マネージャ ドライバであるため、CHKDSKを実行して、このエラーを引き起こす可能性のある不良セクタを修正してみてください。また、同時にSMARTチェックを実行して、ドライブが正常であることも確認します。チェックしても問題が解決しない場合は、次の解決策を試してください。
5.ドライバの更新
 破損したハード ディスク ドライバがエラーの原因である可能性があります。この場合は、デバイス マネージャを使用して手動でドライバを更新するか、Windows Update の [オプションの更新] セクションでドライバの更新を入手できます。また、最新バージョンのドライバをハードディスクの製造元の Web サイトからダウンロードすることもできます。

 また、最新のドライバがインストールされている場合は、ドライバをロールバックするか、以前のバージョンのドライバをダウンロードしてインストールします。

6.volmgr.sys ファイルを置き換える
volmgr.sys ファイルを置き換えるには次の操作を行います。

別の作業用のWindows 10パソコンにログインします。
USB フラッシュ ドライブを接続します。
Windows キーを押しながら Eキーを押してエクスプローラーを開きます。
以下のフォルダパスに移動します。
C:\Windows\System32\drivers
その場所にある、volmgr.sysファイルを USB フラッシュ ドライブにコピーします。
次に、問題のあるPCにフラッシュドライブを接続します。
上記と同じフォルダに移動します。
volmgr.sys ファイルをコピーしてその場所に貼り付け、障害のあるファイルを置き換えます。
エクスプローラーを終了します。
問題が解決しない場合は、次の解決策を試してください。

7.システムの復元を実行する
 この時点で問題が解決されない場合は、システムが最近行った変更によってエラーが引き起こされている可能性があります。この場合、システムが正常に動作していた時点より前の時点にシステムを復元してください。