IoT01
 現在いろいろなデバイスでIoT化が進み、便利な世の中になってきています。しかし、IoT化が進むにつれて、さまざまな問題も発生します。今回、そのIoT化が進んだことによって、ちょっとした問題が発生しました。その問題となったのは「車」です。
TESRA
 今回問題となったのは、最近電気自動車でシェアを拡大しているテスラ社の車です。テスラ社はカリフォルニア州パロアルトに本社を置く企業で、主に電気関連を中心に車の販売やバッテリー電動輸送機器、ソーラーパネルなどの事業も行っています。
TESRAAPP

 その問題の内容は同社のサーバーエラーのため、車のロックを解除することができなくなったということです。この車はスマホアプリと通信し、車の制御を行えるというものですが、所有者は、テスラアプリが車と通信しようとしたときに「500サーバーエラー」を返して、車の操作ができなくなってしまったということです。サーバー停止による問題は世界的に発生し、米国、韓国、オーストラリア、ヨーロッパでも問題が起こったとのことです。
 一部ののテスラモデルは、Bluetooth、キーカード、またはキーフォブを介して電話を使用してロックを解除することができますが、モデルによってはキーカードによる電話での解除機能を持っていないようで、そのため、モデルによってはスマホアプリを介してのみロック解除を行うことになります。
 スマホでのロック解除となるため、私たちが使用している車のように鍵でロック解除といったことができません。すべてスマホのアプリで操作しなければなりません。
COP26

 現在、温暖化対策で車のほとんどを電動化にすることに世界中が動いています。それにより、このような車のIoT化も進んできており、テスラに限らず他のメーカーでも同様のインターネット接続性を備えて、スマートフォンアプリやクラウドサービスに依存するような形になっています。しかし、インターネットというのは完璧ではなく、みなさんも経験しているように、時には接続できなくなり普及に時間がかかってしまいます。また、大規模災害時はインターネット網は使えなくなる可能性も十分にあり、すべてをインターネット網にまかせてしまうというのは危険なことになります。

 同時にインターネット網を使用するということは、セキュリティ問題も当然発生します。以前の記事でも記しましたが、さまざまなIoT機器がハッカーに狙われており、それによる被害も大きなものになっています。

 各製品を便利にするために、IoT技術などの電子機器に頼りがちですが、いざという時のことも考えて、やはり場合によっては電子機器などの制御に頼らず、昔ながらの方式で機械式の技術も取り入れなければならないと思います。
311

 私は過去に3.11の巨大地震を経験した一人です。その時に今まであたり前に使用していた通信や電気などがすべて震災によりストップしました。その時から通信や電気は絶えずあるものではないということを改めて感じており、やはりいざという時のためのことも常に考えています。古臭い技術は不便だから要らないといった考えはやめ、現在の技術と過去の技術を併用してどんな時でも使用できるような製品を各メーカーに作ってもらいたいと思います。