Firefox
 今回は久々にMozilla Firefoxの話題をご紹介します。現在のブラウザのシェアはChrimeやEdgeが多くなっていますが、依然として根強い人気があるMozilla Firefox、やはり機能拡張によるカスタマイズが多く、自分に合ったブラウザにすることができるのが人気の一つとなっております。しかし、Mozilla Firefoxはメモリーリークが起こるといった欠点のあります。今回は設定を見直してメモリーリークを解消する方法をご紹介します。
 まず、設定を見直す前に「メモリーリーク」とは何なのかということを説明します。メモリリークとは、コンピュータで実行中のプログラムが確保したメモリ領域の解放を忘れたまま放置してしまう状態のことを言い、この放置状態が多くなると無駄なメモリの量が増えてしまうということになります。そのため、メモリの使用量が大きくなり、ブラウザの動作に影響を与えたり、他のアプリケーションに影響を与えたり、場合によってはOSの異常停止(ハングアップ)などを引き起こします。
 通常はプログラムを終了すると占有していたメモリもすべて解放されリークは解消されますが、ブラウザなどの長時間使用しているアプリケーションは高頻度でメモリの確保・解放を繰り返しているため、メモリの空き領域が圧迫していきます。
 この現象は Firefox以外のブラウザでも起こっている問題で、近年ではこのメモリリークを解決していってはいますが、まだ完全に解決しているわけではありません
 Firefoxの場合、メモリーリークの多くはプラグインによるものが多く、不要なアドオンやプラグインを無効にすることにより、最良のメモリ節約にもなりますが、Firefox本体でもメモリーリークを起こす原因もありますので、設定を見直してメモリリークを最小限に抑えていきましょう。


Mozilla Firefoxのバーにabout:configと入力し、次の設定をダブルクリックして調整して、メモリを増やします。
  • browser.cache.memory.capacity(0に設定)
  • browser.cache.memory.enable(falseに設定)
  • browser.sessionhistory.max_total_viewers(0に設定)
  • browser.tabs.animate(無効にする)
  • browser.sessionstore.max_concurrent_tabs(0に設定)
次にブラウザのパフォーマンスを上げる編集します。
  • javascript.options.jit.chrome(trueに設定)
  • javascript.options.jit.content(trueに設定)
  • content.notify.backoffcount(5に設定)
  • network.dns.disableIPv6(trueに設定)
  • network.http.pipelining(trueに設定)
  • network.http.proxy.pipelining(trueに設定)
  • network.http.pipelining.maxrequests(8に設定)
  • plugin.expose_full_path(trueに設定)
  • ui.submenuDelay(0に設定)

この設定を終了後、ブラウザを再起動してください。