【素朴な疑問】なぜ、FAT32のパーティションでフォーマットすると32GBの制限があるのか【Windows】 : 0から楽しむパソコン講座のブログ

　ハードディスクのフォーマット形式には多様なものがありますが、Windows 95やWindows 98ではFAT32が使用されていました。
　現在もFAT32を利用している方はいらっしゃるでしょう。FAT32でフォーマットした場合、32GBを超える容量をフォーマットしても、HDDは32GBまでしか認識しません。この32GBの制限が存在する理由について、今回ご説明いたします。

　まず結論から言いますと、32GBの制限はハードウェア的なものではなく、FAT32フォーマットを作成した人が独自に設定した上限です。FAT32を開発したのはDave Plummerという方で、彼はWindows 95やWindows NT 4.0がリリースされた時期にマイクロソフトでソフトウェアエンジニアとして勤務していました。

Dave Plummer曰く

私の思考プロセスは次のようになりました：テストに使用していたメモリカードは16MBでした。おそらく、そのサイズを1000倍にし、さらに金庫を超えるために倍増させたところ、それはNT 4.0の要求にとって過剰であると考えました。
「32ギガバイトという制限を設け、日常のルーチンを続けました。SDカードが32GBという魔法のサイズに到達する何年も後、私はその選択を後悔し始めました。この[間違い]は25年間続いており、それ以来、フォーマットに大きな変更は加えられていないようです...」

　つまり、当時の状況では32GBが十分だと考えられていたため、開発は32GBを上限として進められました。その後、彼は新しいフォーマットが登場し、FAT32が使われなくなると予想していましたが、意外にもFAT32フォーマットは25年間以上も広く使用され続けました。

彼のYoutubeチャンネルがありますので、下記に載せておきます。

　意外な答えで、みなさんも驚いたのではないでしょうか。