
Windows10/11の機能の中に「コア分離」というものがあります。これは仮想化ベースのセキュリティを使用してコアオペレーティングシステムプロセスを改ざんから保護する機能で、この機能によってマルウェアやその他の攻撃に対する保護が強化されます。
通常はOFFの状態になっていますが、この機能をONにすることでコア分離の機能が有効になります。
ただし、このコア分離でメモリの整合性をチェックすると、互換性のないドライバーが検出され、この機能を有効にすることができない場合があります。今回は検出された互換性のないドライバーを見つけ出し、削除する方法をご紹介します。
コア分離のメモリ整合性のチェックで検出された互換性のないドライバーは現在使用しているドライバーだけではありません。過去に使用して現在使用していないドライバーも検出するため、ほとんどの検出されたドライバーは過去のドライバーだということになります。現在のドライバーはWindowsUpdateで最新の状態にしている限り互換のあるドライバーになります。
ただし、使用環境によって、古い拡張ボードや周辺機器を使用している場合は気を付けてください。
そんな互換性のないドライバーを見つけ出し、削除する方法は次の通りです。
まずは、ドライバーを管理するソフトを入手します。このソフトによってドライバーのバックアップや削除を行うことができます。
「DriverStore Explorer」というソフトです。
このソフトを使用するには、「.NET Framework 4.5.2」以上をインストールしている必要があります。(Windows 10 以降を使用している場合はNET Framework 4.5.2はインストール済です。)
このソフトは下記の「Github」サイトから入手します。
最新のZIPファイルを入手し、解凍してください。
次に、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windowsのセキュリティ」に移動します。
「Windowsセキュリティ」の「デバイスセキュリティ」をクリックし「Windowsセキュリティ」を開きます。
左ペインの「デバイスのセキュリティ」をクリックし、「コア分離」を開いて「メモリの整合性」のチェックのスイッチをONにします。
互換性のないドライバーが検出されない場合はそのままコア分離の機能が使えます。互換性のないドライバーが検出された場合は、「互換性のないドライバーを確認する」という項目が出てきますので、それをクリックします。
互換性のないドライバーの一覧が出てきますので、ドライバ名をクリックすると詳細情報が出てきます。この中の「公開名」に○○.infというファイル名がありますので、それを覚えておきます。
次にCドライブのWindowsフォルダを開き、「INF」フォルダを開きます。
先ほど記されていた「公開名」に書かれているInfファイルを探し、メモ帳で開きます。
各ファイルの中身の記載はまちまちですが、ほとんどは最初のタイトルの所にメーカー名や何のドライバなのか記載されています。書いていない場合はどこかにそれらしき文字が入っています。
見当がついたら、次に先ほどダウンロードしたDriverStore Explorerを開きます。
「Rapr.exe」を右クリックし、「管理者として実行」します。
現在インストール済みのドライバーが、リスト形式で一覧表示されます。
もしものため、すべてのドライバをエクスポート(保存)します。ドライバーのエクスポートは、メニューバー上の「ファイル」から「すべてのドライバーのエクスポート」を選択します。
エクスポートを行ったら、「デバイスの種類」や「プロバイダ」からそれらしきドライバーを見つけます。DriverStore Explorerに表示されているinf名と公開名のinf名は一致しません。DriverStore Explorerに表示されているinf名は公開名で探したinfファイルのどこかに記載されています。


また、DriverStore Explorerの表示の中にDeviceNameの中に表示されているドライバーは現在使用しているドライバーなので削除しないでください。
日付が古いドライバーは互換性のないドライバーの可能性があります。
これらの情報から、互換性のないドライバーを見つけたら、チェックを入れ「ドライバーの削除」を押します。
すべての互換性のないドライバーを削除したらパソコンを再起動します。
再起動後、間違って使用しているドライバーを削除してしまっていた場合はDriverStore Explorerでドライバーの追加を行い、もう一度再起動します。そうするとドライバーは自動的に再インストールされます。
再起動したらもう一度「コア分離」を開いて「メモリの整合性」を行ってください。
もし、互換性のないドライバーの一覧の中にinfファイルではなく、dllファイルやsysファイルが表示されている場合は直接C:\Windows\System32\driversを開いて対象のファイルを削除してください。







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