Win11
 Windows 11 2022 Updateをインストールした後、Windows 11システム上のリモートデスクトップに関する問題が発生しています。機能更新プログラムをインストールすると、リモート デスクトップ クライアントが接続しない、ランダムに切断される、または予期せずフリーズといった問題出ているようで、この場合の非公式ではありますが、軽減策をご紹介します。
 マイクロソフトはまだこの問題を公式に発表していませんが、マイクロソフトの従業員は1週間以上前にこの問題を調査していることを確認しました。
 Microsoftのコミュニティサイトではすでにこの問題での話題が上がっており、どうやらUDP接続のみを試行し、TCP接続を試行していないといったことが原因で起きているようです。
 そのため、UDP接続を無効にすることによってTCP接続を行ううことができるようです。
 UDP 接続を無効にするには、レジストリ を使用するか・グループポリシーから変更することができます。
 レジストリを変更してUDP 接続を無効にする方法は次の通りです。
  1. スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」→「regedit」と入力します。
  2. 「レジストリエディター」を管理者権限で実行します。
  3. 次のパスに移動します。

    HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services\Client

  4. fClientDisableUDP という名前の新しい DWORD エントリを値 1 で作成します。
  5. システムを再起動します。

 グループポリシーから変更する方法は次の通りです
  1. スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」→「gpedit.msc」と入力します。
  2. 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「リモートデスクトップサービス」→「リモート接続のクライアント」に移動します。
  3. 「クライアントのUDPを無効にする」をクリックし「未構成」を「有効」にします。再起動は必要ありません。