
WSLはLinux用のWindowsサブシステムですが、Windows 11にアップグレードした直後やWindows11 21H1から22H2へバージョンアップ後、WSLを起動しようとすると起動しない、またはクラッシュするといった現象が発生することがあります。この場合の修正方法をご紹介します。
1.Windows の機能で再度WSL を有効にする
ほとんどの場合、Windowsのアップデート後は機能が自動的に無効になってしまいます。そのため手動で再度機能を有効にする必要があります。方法は次の通りです。
- タスク バーから Windows 検索を起動し、「Windows の機能を有効化または無効化」と入力します。
- 使用可能なオプションのリストから「開く」をクリックします。
- 次のダイアログで、「Linux 用 Windows サブシステム」を見つけ、それに関連付けられているボックスにチェックマークを付けます。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。
Windows Powershell を使用してこれらの変更を行うこともできます。
- タスクバーの検索領域に「Windows Powershell」と入力し、[管理者として実行]をクリックします。
- 次のウィンドウで、以下のコマンドを入力し、[Enter]をクリックして実行します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux - コマンドが実行されたら、PCを再起動します。再起動時に、WSL機能が有効になっているか確認します。
- 機能が無効になっている場合は、有効にすると問題が解決します。
2. Windows の機能で VM を有効にする
システム上の仮想マシンの有効化が必要になります。仮想マシンは、同じハードウェア上で複数のオペレーティングシステムを同時に実行するために使用されます。仮想化がない場合、Windows と Linux を実行するには 2 つの別々の物理ユニットが必要になります。システムで WSL 機能が既に有効になっている場合は、次の方法でVM が有効になっているかどうかを確認してください。
- タスク バーから Windows 検索を起動し、「Windows の機能を有効化または無効化」と入力します。
- 「仮想マシンプラットフォーム」を見つけ、それに関連付けられているチェックボックスをオンにして有効にします。
- 同じウィンドウで 「Hyper-V」を有効にすることもお勧めします。Hyper-V は、システム内に仮想環境を作成するのに役立ちます。
- 完了したら、Windowsの機能ダイアログを閉じて、問題なくWSLを使用できるかどうかを確認します。
3.マイクロソフト ストアを使用して WSL を起動する
インストールされているアプリケーション内の一時的な不具合のために WSL を使用できない場合はMicrosoft Store からアプリを起動してみてください。
Microsoft Storeを起動し、左下隅にある[マイライブラリ]セクションに移動し、利用可能なアプリの一覧で、Linuxディストリビューションアプリを探して起動します。
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