
通常Windows11でのコンテキストメニューには「削除」しかありません、「削除」を選択すると、ファイルはごみ箱に移動となります。しかし、ファイルをごみ箱に残したくない場合はShift + Delete ホットキーを使用して削除しますが、オプションをコンテキストメニューに追加して、削除されたアイテムがごみ箱に入れられないように、完全に削除することもできます。今回はその方法をご紹介します。
この操作を行うにはレジストリファイルを使用します。今回は元に戻す場合も考えて、Regを作成しレジストリに反映させる方法にします。
まず、コンテキストメニューの上部に「ファイルを完全に削除」メニューを表示させる場合は次のコマンドをメモ帳に貼り付けます。
コンテキストメニューの下部に「ファイルを完全に削除」メニューを表示させる場合は次のコマンドとなります。
これらのコマンドをメモ帳に貼り付けたら、「名前を付けて保存」で「任意の名前.Reg(拡張子Regにする)で保存します。
保存したら、念のためシステムの復元ポイントを作成します。復元ポイントの作成が終了したら、先ほど保存したRegファイルをダブルクリックします。
UAEの確認画面が出てきたら、そのまま「実行」を押します。その後、レジストリエデッターで確認の画面が出てきますので、「はい」を押します。すると、操作が成功したことを示すメッセージが表示されます。[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。システムの再起動は必要ありません。これで、実行したファイルに応じて、「完全に削除」オプションがコンテキストメニューから追加されていることを確認できます。
なおコンテキストメニューから「完全に削除」オプションを削除するには同様に次のコマンドを貼り付けて実行してください。
まず、コンテキストメニューの上部に「ファイルを完全に削除」メニューを表示させる場合は次のコマンドをメモ帳に貼り付けます。
Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shell\Windows.PermanentDelete]"CommandStateSync"="""ExplorerCommandHandler"="{E9571AB2-AD92-4ec6-8924-4E5AD33790F5}""Icon"="shell32.dll,-240""Position"="Top"
コンテキストメニューの下部に「ファイルを完全に削除」メニューを表示させる場合は次のコマンドとなります。
Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shell\Windows.PermanentDelete]"CommandStateSync"="""ExplorerCommandHandler"="{E9571AB2-AD92-4ec6-8924-4E5AD33790F5}""Icon"="shell32.dll,-240""Position"="Bottom"
これらのコマンドをメモ帳に貼り付けたら、「名前を付けて保存」で「任意の名前.Reg(拡張子Regにする)で保存します。
保存したら、念のためシステムの復元ポイントを作成します。復元ポイントの作成が終了したら、先ほど保存したRegファイルをダブルクリックします。
UAEの確認画面が出てきたら、そのまま「実行」を押します。その後、レジストリエデッターで確認の画面が出てきますので、「はい」を押します。すると、操作が成功したことを示すメッセージが表示されます。[OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。システムの再起動は必要ありません。これで、実行したファイルに応じて、「完全に削除」オプションがコンテキストメニューから追加されていることを確認できます。
なおコンテキストメニューから「完全に削除」オプションを削除するには同様に次のコマンドを貼り付けて実行してください。
Windows Registry Editor Version 5.00
[-HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shell\Windows.PermanentDelete]
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