
WindowsのブルースクリーンはOSの発展とともに少しづつ変化してきました。現在は昔のWindowsのようにブルースクリーンが頻発することもなくなりましたので、昔のようにしょっちゅう見ることもなりました。
現在のWindows10のブルースクリーンとWindows7以前のブルースクリーンとは大きな違いが実はあります。
Windows7以前のブルースクリーンにはSTOPコードの他に詳細なコードがありました。しかし、Windows8以降のブルースクリーンには詳細コードが記載されなくなっております。
今回はWindows10で詳細なブルースクリーンエラーコードの表示を有効にする方法をご紹介します。
なぜ詳細コードは必要なの?
ブルースクリーンが出た場合にSTOPコードが表示されます。このSTOPコードによりエラー内容は特定できますが、中にはSTOPコードによって曖昧な原因の内容があります。その場合、詳細コードによってより原因が特定できる場合も多くあります。
例)0x0000000A
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
ドライバがアクセスしてはいけないメモリ アドレスにアクセスしようとしました。
Parameter1=不正に参照されたアドレス
Parameter2=このメモリをアクセスすることを要求された IRQL
Parameter3=アクセスの種類(0=読み取り/1=書き込み)
Parameter4=Parameter1のメモリを参照しようとした命令のアドレス
この場合、Parameter2のIRQL値でどのドライバか特定できます。(つまり、IRQLの値を使っているドライバを探せばよい)
パラメーターを表示するにはBlueScreenViewのようなソフトもありますが、今回は実際にブルースクリーン上にパラメーターを表示する方法をご紹介します。
これによってBSODの左上隅にエラーコードが追加されます。
以下のレジストリキーを追加すると、次のようにBSODの左上隅にエラーコードが追加されます。
変更を加える前に復元ポイントを設定し、レジストリ値をバックアップすることをおすすめします。
スタートメニューを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
「regedit」と入力しレジストリエディターを開きます
次のレジストリ キーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\CrashControl
DisplayParametersをダブルクリックします。存在しない場合は、新しい DWORD (32 ビット) 値を作成し、DisplayParametersと名前を変更します。
値データを 1 (16 進数0x00000001) に設定/変更します。
レジストリエディターを閉じます。
再起動後有効になります。
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