Windefen

 今月の定例アップデート以降、一部のユーザーからWindows Defenderの保護オプションの1つであるローカルセキュリティ機関(LSA)が有効にならないといった問題が発生しているようです。その場合の修正方法をご紹介します。
 ローカル セキュリティ機関(LSA)は、Microsoft のセキュリティ サブシステムの重要な機能の 1つであり、潜在的な攻撃者によるシステムのさまざまな部分への不正アクセスを防止するWindows保護メカニズムです。パスワードの変更やログイン試行の確認などを行います。この問題は2月下旬から広まっているようで、Windows Updateの更新プログラムがリリースされるにつれて爆発的に増加しています。影響を受けるユーザーの一部によると、問題の原因となっているアップデートは「Microsoft Defender Antivirus - KB5007651 (versión 1.0.2302.21002-0)」です。
 突然、システムトレイの従来の青いDefenderアイコンに黄色の警告アイコンが重なって表示され、この警告の理由を調べると、LSA保護が無効になり、デバイスが脆弱になったことを警告するメッセージが表示されます。Windowsのセキュリティパネルで関連するオプションを再アクティブ化し、再起動したとしても意味がなく、またLSAが無効のままになってしまいます。

 この問題を修正するには次の方法で行います。

メモ帳のテキスト ファイルを開き、次のテキストをコピーして貼り付けます。


Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa]
"RunAsPPL"=dword:00000002
"RunAsPPLBoot"=dword:00000002


ファイルを 「Enable LSA.reg」 として保存します (.txtとして保存しません)。
保存した「Enable LSA.reg」 をダブルクリックします。これにより、Windowsレジストリに変更が自動的に適用されます。
コンピュータを再起動します。


 Windowsがエラーを自動的に修正する更新プログラムをリリースすることは「可能である」が、「時間がかかる可能性がある」と言っているため、それまでの間この方法で回避してください。