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 Web プロキシ自動検出 (WPAD) は、ネットワーク上のデバイスの Web プロキシ設定を自動的に構成するように設計されたプロトコルです。大規模な環境でWebプロキシを構成するための便利なツールですが、反面サイバー攻撃の対象となってしまう場合もあるため、潜在的なセキュリティリスクとして特定されています。そのため、攻撃から守るためにWindows11でWPADを無効にする必要がある場合があります。今回は、Windows 11でWPADを無効にする方法をご紹介します。
1. HOST ファイルを編集して WPAD を停止
HOSTファイルにコマンドと追加することでWPADを停止することができます。方法は次の通りです。

  1. Win + Eキーを同時に押して、Windowsエクスプローラーを開きます。
  2. %systemdrive%\Windows\System32\Drivers\etc\hosts に移動します。
  3. ホスト ファイルに 次のWPAD のエントリを作成し、保存後再起動します。
     255.255.255.255 wpad
2.レジストリ編集で自動検出(WPAD)を無効にする

  1. Win + Rを押して[実行]プロンプトを開き、regeditと入力します。
  2. シフト + エンターキーを押し、管理者モードで実行しま」す。
  3. レジストリエディタが開いたら、次のパスに移動します。

    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WinHttpAutoProxySvc

  4. [start]キーをクリックし、[DWORDの編集]ウィンドウで値を4に設定します。
  5. OK をクリックします。
  6. 次に、レジストリエディタウィンドウを閉じて、システムを再起動します。
3. WINS/NetBT 名前解決を無効にする
  1. [設定]を開き、[ネットワークとインターネット]をクリックします。
  2. [ネットワークの詳細設定]>[その他のネットワークアダプタオプション]をクリックします。
  3. コントロールパネルウィンドウが開きます。インターネットへの接続に使用するネットワーク アダプターをダブルクリックします。
  4. [プロパティ]を選択し、[インターネットプロトコル(TCP / IP)]をダブルクリックします。
  5. [詳細設定] > [WINS] タブをクリックし>TCP/IP 経由の NetBIOS を無効にする のラジオ ボタンをクリックして、[OK] をクリックします。
  6. システムを再起動して変更を適用します。