
現在Windowsの大半はWindows11/10を占めていますが、中にはさまざまな理由によりWindows7以前のOSを使用している場合もあります。
特に中小企業系のサーバーなどにおいては、アプリケーションの問題だったり、工場などの制御で使われているものに関しては新しいOSに出来ないのが現状です。
古いOSを使用していると、問題になるのがOSのリカバリーを行った場合のアップデートファイルの問題があります。
Microsoft は旧OSのアップデートを提供しなくなりました。これは、セキュリティ上の問題などにより、旧WindowsOSのサポートが終了したことと、やはりWindows11に強制的に移行させてシェアを伸ばしたい意図があるからだと思います。
しかし、さまざまな理由により、旧OSを使わざるをえない企業などにとっては、やはり限られたOSの中でもセキュリティアップデートを行い、データと個人ファイルを少しでも攻撃から守るための措置は非常に重要で、またOSの機能の更新についても同じことが言えてきます。
現在Microsoftで公式にセキュリティアップデートは提供しておりません。今まで唯一入手する方法としてInternet Archiveサイトから探す方法がありました。しかし、この方法の場合、セキュリティアップデートの番号を調べて探すしかなく、非常に手間が掛かっていたのが現状です。
リンク:Internet Archive
今回、古いOSを使用しているユーザーにとってセキュリティアップデート入手に明るい希望が見えてきました。Microsoftの公式ではなく、有志らによって蓄積されたセキュリティアップデートのサイトが公開されました。
RestoreedWebというサイトでこのサイトの中にWindows 95、NT 4.0、98、Me、2000、XP などの従来の Windows バージョンのセキュリティアップデートが蓄積・公開されています。
公開先:
プロジェクトの有志は、ウェブサイトがマイクロソフトと提携していないことを示しています。彼らはさらに、プロセスが意図したとおりに実行されない場合に重要な情報やファイルが失われないように、利害関係者がデータを確実にバックアップする必要があることを強調しています。このプロジェクトの主な目的は「アーカイブ」で、プロジェクトはこれにより新しくサポートされているオペレーティングシステムにアップグレードするのを妨げるように設計されていないことを示しましております。これにより、従来のWindowsバージョンでセキュリティ更新プログラムを入手できるようになりましたが、攻撃者は高度な手法を利用してシステムを侵害するため、古いWindowsバージョンでは必ずしも対抗できるとは限らなく、あくまでどうしてもという場合に利用を行うためのサイトだということです。
この Web サイトには、Internet Explorer 5.0 以上でInternet Explorer 5.5 を推奨しています。これによって、今までのようにWindowsUpdateを実行するだけでセキュリティアップデートを入手できます。
Internet Explorer 5.5入手先:
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