管理者権限を失なった場合を発見できるのは非常に簡単で、管理者権限を必要とするプログラムまたはアプリを開こうとすると、[はい]ボタンがないユーザーアカウント制御の確認プロンプトが表示されます。そのため[いいえ]ボタンのみしかありません。特に管理者権限を失う問題は、システム上で管理者アカウントではなくなった唯一のアカウントがある場合に最悪になります。これで、他の管理者アカウントを作成したり、既存のアカウントを変更して管理者レベルで設定したりすることはできません。そのためどうすることも出来なくなってしまいますが、問題解決にあたり、次の方法で修正を行ってみてください。

1.システムを以前に作成したポイントに復元します。

　この復元ポイントは、管理者権限を失う前の状態が作成されていることを前提としています。システムの復元を実行すると、管理者権限を元に戻すことができるはずです。説以前に作成した復元ポイントがない場合は2の方法を試してください

これでシステムの復元が機能し、システム上のデータによっては時間がかかる場合があります。完了すると、システムの復元が正常に完了したというメッセージが表示されます。これで、システムを再起動できます。

システムが再起動すると、管理者権限が戻っていることがわかります。

2.レジストリを使用する

　システムを再起動すると、システムで組み込みの管理アカウントが有効になっていることがわかります。この組み込みの管理者アカウントを使用して、他の管理者アカウントを作成したり、既存の管理者アカウントを変更したり、管理者アカウントに変換したりできます。