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 Windows11は毎月第2週火曜日(日本時間では水曜日)に月例のセキュリティ更新プログラムを配信しており、自動的にWindows Update経由で自動的にインストール・適用されます。このセキュリティ更新プログラムのインストール方法について近々、少し方法が変わるようです。
 今まではセキュリティ更新プログラムをインストール後、必ず再起動を求められました。
 そのため、日中の大事な仕事で使用しているユーザーはこの「再起動」がうっとうしく、また「サーバー」や各種制御等で使用している端末などでは下手に再起動できないため、最新のセキュリティアップデートなどを行わない端末も多く存在していました。
  
 この毎月第2週火曜日の「再起動祭り」を極力無くして、月例セキュリティ更新を出来るようにMicrosoftは開発を進めているようです。

 Microsoftによると、Windows11に新しい「ホットパッチ」更新メカニズムを追加し、セキュリティ更新のたびにコンピューターを強制的に再起動する必要がなくなることのことです。
 Windows Centralの新しいレポートによると、Microsoftは現在、同社がWindows ServerおよびXboxデバイスですでに使用している「ホットパッチ」更新方法をテストしており、現在、この機能がWindows112H2に登場するようです。

 新しい更新メカニズムは、Dev Channel から入手できる最新のプレビュー ビルドで既に利用できます。2024 年 2 月 22 日の公式変更で、Microsoft は、「仮想化ベースのセキュリティ (VBS) が有効になっているデバイスはビルド 26058.1400 (KB5036080) を受け取り、更新プログラムのインストール時に再起動が発生しない可能性がある」と述べています。

 ホットパッチプロセスは、メモリ内で実行中のプロセスのコードにパッチを適用することで機能し、プロセスを再起動する必要性を回避し、可用性を高め、中断を減らします。

 ただし注意点として、「ホットパッチ」には数か月ごとの再起動を義務付け続けるベースラインアップデートが必要なため、これはMicrosoftが再起動を完全に排除することを意味するものではないということです。
 つまり、バージョン 24H2 にアップグレードした後は、年に数回だけコンピューターを再起動する必要があります。また、再起動が必要になるアップデートは、1月、4月、7月、10月に利用可能になると指摘しており、「ホットパッチ」の方法はセキュリティアップデート用であるため、重要な更新プログラムや機能更新プログラムは「再起動」が必要になります。