BSOD0000
 「Bad System Config Info」のチェック値「0x00000074」は、システム構成情報に何らかの問題があることを示唆しています。このエラーは、Windowsの起動時に何らかの問題が生じ、パソコンが正常に起動しない状況を引き起こします。
このエラーの原因としては、ブート構成データファイルに問題があること、新しくインストールされたハードウェア間でのドライバー競合、または最近のWindowsのアップグレードによってWindowsシステムファイルが破損または欠落していることが考えられます。レジストリの破損も原因の一つです。この記事では、該当エラーが発生した際の修正方法をご紹介します。

 まず、トラブル時の基本として、外部デバイスに問題がある場合や使用しているドライバが現在のWindowsバージョンと互換性がない場合は、すべての外部デバイスを取り外し、PCを再起動して問題を修正します。

1.スタートアップ修復を実行する
 
 Windowsが正常に起動しない、または頻繁に再起動する場合は、Windowsインストールメディアから起動し、問題を自動的に検出して修正するスタートアップ修復を実行してみます。方法は次の通りです。
  1. Windows 10のインストールメディアから起動します。
  2. 最初の画面はスキップします。
  3. 次の画面で、「コンピューターの修復」をクリックします。
  4. これにより、ウィンドウが再起動されます。
  5. 次に、「トラブルシューティング」、「詳細オプション」と選択します。
  6. 詳細オプション画面で、「スタートアップ修復」をクリックし、画面の指示に従ってください。
  7. これにより、診断プロセスが開始され、Windows 10が正常に起動しない問題が修正されます。

            2.Bootrec コマンドの実行

             スタートアップ修復が役に立たない場合、詳細オプションからコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してください。これにより、起動時のブルースクリーンエラーの原因となっている可能性がある、破損または欠落しているBCDファイルを修復または修正します。方法は次の通りです。


            bootrec /fixmbr
            bootrec /fixboot
            bootrec /rebuildbcd
            bootrec /scanos

            その後、Windowsを再起動し、ブルースクリーンエラーがないことを確認します。


            3.破損したレジストリを修正する

             レジストリが破損している場合は、詳細オプションからコマンドプロンプトを再度開き、以下にリストされたコマンドを一つずつ実行して修正します。


            CD C:\Windows\System32\config
            ren X:\Windows\System32\config\DEFAULT DEFAULT.old
            ren X:\Windows\System32\config\SAM SAM.old
            ren X:\Windows\System32\config\SECURITY SECURITY.old
            ren X:\Windows\System32\config\SOFTWARE SOFTWARE.old
            ren X:\Windows\System32\config\SYSTEM SYSTEM.old

             上記の手順により、現在のすべてのメインレジストリファイルの名前が変更されました。次のコマンドを使用して、元のコマンドをバックアップによって作成されたものに置き換えます。

            copy X:\Windows\System32\config\RegBack\DEFAULT X:\Windows\System32\config\
            copy X:\Windows\System32\config\RegBack\SAM X:\Windows\System32\config\
            copy X:\Windows\System32\config\RegBack\SECURITY X:\Windows\System32\config\
            copy X:\Windows\System32\config\RegBack\SYSTEM X:\Windows\System32\config\
            copy X:\Windows\System32\config\RegBack\SOFTWARE X:\Windows\System32\config\

            最後に、exitと入力してコマンドプロンプトウィンドウを閉じ、PCを再起動します。



            4.高速スタートアップを無効にする
            少数のユーザーによると、高速起動機能を無効にし、Bad System Config infoのブルースクリーンエラーが修正なったと報告があります。以下の手順に従って高速起動を無効にしてみて、これが役立つかどうかを確認できます。

            1. コントロールパネルを開く
            2. 電源オプションの検索と選択
            3. 電源ボタンの機能を選択します
            4. [現在利用できない設定の変更]をクリックします。
            5. 次に、ここでシャットダウン設定の下で、高速スタートアップをオンにするオプションのチェックを外します(推奨)
            6. 「変更の保存」をクリックします。


            5.ディスクとメモリのエラーを確認する

             ディスクに異常がある場合、このエラーが表示されることがあります。ディスクのチェックユーティリティを使用してドライブのエラーを検出し、修正することを推奨します。また、不良のメモリ(RAM)モジュールも様々なブルースクリーンエラーの原因となる可能性があります。Windowsメモリ診断ツールを使用して、問題を確認し、修正してください。