Win10

 Microsoftは最近、20以上の修正と2つの新機能を含むKB5036892をリリースしましたが、一部のユーザーは2024年4月の累積更新プログラムをインストールできないと報告しています。
 ユーザーは「一部の更新ファイルが見つからないか、問題があるため、後で更新プログラムを再ダウンロードしてください。エラーコード: (0x8007000d)」というメッセージを受け取っています。同様の問題が今月のWindows 10のKB5034848パッチでも発生していました。今回はこのエラーが出た場合の修正方法をご紹介します。
 エラーコード0x8007000dは、通常、システムファイルが破損していたり、更新が欠落していたり不完全な場合に発生します。対処としては、まずSFCスキャンを実行し、CHKDSKツールでドライブの整合性をチェックし、Windows Updateのトラブルシューティングを利用します。これらの手順で解決しない場合は、以下の方法を試してください。

 KB5036892がインストールできない場合は、PowerShellを使用してMicrosoft Windows印刷パッケージを削除します。これを行うには、[スタート]ボタンを右クリックし[Windows PowerShell(管理者)]を選択、次のコマンドを実行します。

Remove-WindowsPackage -Online -PackageName "Microsoft-Windows-Printing-PMCPPC-FoD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~en-US~10.0.19041.1"

 また、最新のWindows更新プログラムをアンインストールしてから再試行することも推奨されます。これを行うには、[設定] > [Windows Update] > [更新履歴の表示] > [更新プログラムのアンインストール]へ移動し、最新の更新プログラムを削除した後、PCを再起動して更新を再確認します。

 これらの方法でも問題が解決しない場合は、Windowsの修復アップグレードが必要になることがあります。

 現在、MicrosoftがWindows 10ユーザーにWindows 11へのアップグレードを推奨しているわけではなく、また、Windows 11の採用を加速するために古いOSを意図的に妨害しているという噂もありますが、失敗したWindows Updateの履歴を見る限り、これは異常な状況ではないようです。Windows 11とWindows 10の詳細な比較を行い、アップグレードするタイミングかどうかを判断することが重要です。