Windows11は、インターフェースのシンプルさを重視して設計されており、その特徴の一つに、よく使うアプリケーションを[スタート]メニューにピン留めするオプションがあります。
この機能を使えば、ユーザーは頻繁に利用するソフトウェアへ容易にアクセスし、スタートメニューを自分好みにカスタマイズできます。
しかし、一部のユーザーは「スタートにピン留め」機能が正常に動作しない問題を経験しています。ここでは、Windows 11で「スタート画面にピン留めする」オプションがグレー表示される、または機能しない問題の解決策を紹介します。
1: shell32.dllファイルの再登録
shell32.dllファイルはWindowsエクスプローラーを管理する重要なファイルです。このファイルを再登録することで、一部の問題が解決することがあります。
- Windowsの検索バーに「cmd」と入力し、表示された結果を右クリックして「管理者として実行」を選択します。続いて、ポップアップで「はい」をクリックします。
- コマンドプロンプトが開いたら、次のコマンドをコピーしてペーストし、Enterキーを押します:
regsvr32 /i shell32.dll
2:NoChangeStartMenuとLockedStartLayoutのレジストリ値を変更する
- レジストリエディタを開きます。Windowsの検索バーで検索することで実行できます。
- レジストリエディタで以下のパスに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer - NoChangeStartMenu エントリと LockedStartLayout エントリを見つけます。見つからない場合は、次のように作成します。
- 右側のペインの空のスペースを右クリックします。[DWORD(32ビット)値>新規]をタップします。
- 1 つのキーに NoChangeStartMenu と LockedStartLayout という名前を 1 つずつ付けます。
- 作成したエントリを右クリックして [プロパティ] を選択し、値を 0 に設定します。
- 最後に、PCを再起動し、「スタートにピン留め」機能が機能しているかどうかを確認します。
3.システムイメージファイルを修復する
システムイメージファイルを修復するには、次の手順に従います。
- コマンドプロンプトを開きます。
- 次のコマンドを貼り付けて、Enterキーを押します。
sfc /scannow
4.アンチウイルスを無効にするかアンインストールする
サードパーティ製のアンチウイルスソフトウェアがWindows 11にプリインストールされたアンチウイルスと競合し、エラーを引き起こすことがあります。この競合は「スタートにピン留めする」機能の不具合を引き起こす可能性があります。そのため、サードパーティ製のアンチウイルスをアンインストールすることを推奨します。アンチウイルスをアンインストールした後、PCを再起動して問題が解決しているかを確認してください。
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