iOS10

 先日、次期Mac用OSを「OS X」から「macOS」に名称変更するという発表を行った米Appleの開発者向け会議「WWDC 2016」で次期iOSである「iOS 10」の発表もありました。
 正式版の提供は今秋を予定しておりますが、その前に開発プレビュー版が公開になり、「iOS 10」の新機能が分かってきましたので、ご紹介します。
まず、「iOS 10」が対応できる機種は、

iPhoneではiPhone 5以降
iPadはiPad mini 以降
iPodはiPod touch 5th以降

となります。

 今回の最新の機能は次の通りとなります。なお、この情報は私が独自に調べていった情報なので、間違っていたらごめんなさい。また、これ以外にも目玉となるような機能があるかもしれません。

1.脱獄不可能
 
前回での記事で説明しました、Android端末で言う「root化」です。Apple端末の場合は「脱獄」と呼ばれていますが、iOS 9までこの「脱獄」が出来ました。しかし、iOS 10では「ルートレス」と呼ばれる技術を使って、ファイルシステムが見れないようになっています。そのため、ファイルシステムの編集は出来なくなっています。

2.目に優しい「ダークモード」が搭載
今回のiOS10のテーマは「暗色系」が一つのテーマになっているみたいです。
iOS9以前でも「ダークモード」的なものがありましたが、今回から正式に「ダークモード」が出来るみたいです。
今までの「ホワイト画面」だと、写真編集を行うとき周りの画面が気になるところがあるようです。そこで、「ダークモード」を使用することにより、写真編集やグラフィック作業が行いやすなる狙いがあるようです。

3.Siriがアプリ対応
今まではSiriはAppleの純正アプリでしか動作しませんでした。今回からのiOS 10からはSiriの機能が他の開発者アプリにも開放されるため、いろいろなアプリケーションでSiriが活躍します。

4.リッチ機能が3D Touch機能がついていない機種でも対応

今までリッチ機能(ロック解除しなくても、画面上に表示された通知を「強く押す」ことでアプリに応答できる機能)が、3D Touch機能がついているiPhone 6sしか出来ませんでしたが、今回のiOS 10では3D Touchがない機種でも「リッチ機能」が使用できます。それにより、Wi-Fiやブルートゥースの接続を選択できるようになります。


5.コントロール・センターが柔軟になる
今までのコントロールセンターは統一したものでした。そのため、普段使用しない機能もありましたが、iOS 10のコントロールセンターは自分の使用したい機能をコントロールセンターに表示させることができます。そのため、自分のニーズに合った「Myコントロールセンタ」を作ることが出来ます。

6.ロック画面の表示は端末を持ち上げるだけ
今まではロック画面を呼び出すときは電源ボタンを押す必要がありました。iOS 10では、端末を持ち上げるだけで、ロック画面が表示させることができます。

7.ミュージックアプリも大幅変更
ミュージックアプリの画面も大幅に刷新され、期待の多かった「歌詞表示」にも対応となります。

8.家電の操作も楽々「Homeアプリ」
今までは端末で他の家電を操作するには専用アプリが必要でしたが、「HomeKit」対応の家電であれば、すべて「Homeアプリ」で操作できます。

今回のiOS 10は今までとは違って「大型アップデート」となり、機能や画面も刷新されるみたいです。現在開発者プレビューが公開されていますが、一般向けの正式版の提供は今年の秋を予定しているそうです。こうご期待ください。