HDD

 ハードディスクも高容量となり、保存するデータ量も膨大な数が保存できる時代となっています。
 しかし、ハードディスクは「永遠」の保存方法ではないことを認識しなければなりません。
 ハードディスクは使用しているうちにいつかは壊れます。壊れた時に「バックアップを取ればよかった」と後悔した経験もみなさんあるのではないのでしょか?
 そこで、今回はもしものためにも必ず必要なバックアップソフトをご紹介します。
 
数年前まではハードディスクの容量はMB単位でした、しかし、高容量化が進み、今ではGBからTB単位となっています。また、記憶媒体もハードディスクのほかにSSDなどメモリーを中心とした記憶媒体も普及してきました。
 バックアップのソフトで重要なのは「安全」であること、「正確にバックアップ」すること、「処理時間が早い」ことが挙げられます。
 バックアップソフトには有料版もあれば、無料版もあります。普段使用するソフトであれば高価なソフトを購入するのもありますが、バックアップソフトのように、あまり使用しないソフトなどには高価なソフトを購入したくない人も多いのではないのでしょうか。
 
 そこで今回紹介するのがフリーソフトでも高機能で有名なEaseus Todo Backup(
イージス トゥードゥー バックアップ)をご紹介しましよう。

EASEUS

下記リンクからダウンロードできます。もちろんフリーとなります。

http://jp.easeus.com/backup-software/free.html

動作環境はWindowsXP以降対応となっており、現在のWindows10にも対応となっています。
また、64ビット・32ビット双方対応となっています。
対応ファイルシステムはNTFS、FAT32、FAT16、FAT12となっており、
対応デバイスの種類はParallel ATA (IDE) HDD、Serial ATA (SATA) HDD、External SATA (eSATA) HDD、SCSI HDDSCSI、IDE 及び SATA RAID コントローラの全てのレベル、RAID構成(ハードウェアRAID)、IEEE 1394 (FireWire) HDD、USB 1.0/2.0/3.0 HDD、MBR及びGPTハードディスクなどの大容量HDDなど多媒体に及んでいます。

このEaseus Todo Backupの最大の特徴はWindowsのOSが何らかの原因で破損した場合、「ブータブルメディア」というツールを使用して、データをリカバリーできる点です。
 通常のバックアップソフトの場合、メディアからメディアへの丸ごとコピーなどはよくありますが、緊急時などの保存データの復元などはできないものも多数あります。このEaseus Todo BackupはWindowsPEという小さなWindowsを使用し、復元を行えるようになっています。

EASEUS_boot

また、パーティーションを分割・指定してのコピーも行えます。

EaseUSpart

 ドライブの内容をイメージファイルとしても保存できます。
 イメージファイルで保存したデータはディスクイメージの復元で戻すことができます。

 また、スマートバックアップ機能というものがあり、ファイルやフォルダを指定して簡単に1回だけバックアップを行う機能です。


easeussmart

 同様にファイルバックアップというのもありますが、ファイルバックアップはいろいろなオプションを指定できるバックアップで、簡単にファイルのバックアップなどにはこのスマートバックアップが便利になります。
 特にWindowsのOSのアップデートなどで、ファイルを念のためバックアップして保存しておくなどに便利です。

EASEUSfile

  ファイルバックアップは定期的にファイルをバックアップする場合などに使われ、バックアップ名を指定して保存することができます。

 そのほかにも、バックアップの信頼性を高めるために「セクタバイセクタ」バックアップというのもあります。このバックアップ方法は時間がかかりますが、セクタ単位で保存されるため、重要なデータの保存など信頼性が問われるバックアップには非常に強力なバックアップ方法となります。

 あとはシステムのバックアップやディスクのクローン作製などフリーソフトにしては非常に多機能なバックアップソフトとなっており、製品版以上の機能があるフリーソフトです。バックアップ時にトラブルなどが発生した場合でもログが作成されており、原因などを確認することも出来ます。
 
 フリーソフトでこれだけの高機能ソフトはほとんどないと思います。ぜひ万が一の場合に備えてインストールしておくことをお勧めします。