IOT


 今回は過去の記事から実際IoT家電のバックドアによる被害があった事例をもう一度再掲載いたします。この内容は2記事あり、今回は後半の部分をご紹介いたします。
 先日の記事でIoTによるスマート家電のセキュリティの脆弱による事故例を紹介しました。
では、スマート家電をインターネット上の脅威から身を守るにはどんな対策をとらなければならないのか説明していきたいと思います。

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 スマート家電はパソコン等と違い、インターネット上の脅威から攻撃されても気づかないのが現状です。そのため、ウイルスやスパイウェアに感染した場合はもう手遅れとなる場合があります。
 実際、前回もお伝えしましたが、スマートTVがパソコン同様の身代金要求型のランサムウェアに感染され、身代金要求の画面が出るといったことも起きています。
家電製品の場合、パソコンやタブレット等と違いシステムの再インストールを行うというわけにはいきません。そのため常にパソコンやスマホ端末以上にセキュリティに対して高い意識を持たなければなりません。一部スマート家電の機能として「ウイルスチェック機能」に似た機能がありますが、普通のセキュリティソフトとは違い簡易的なものです。新しいウイルスや攻撃が出た場合は対応できない可能性があります。そのため、スマート家電を使用するには、万全のセキュリティ対策を行わなければなりません。

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1.ファームウェア・システムファイルを常に最新の状態にする。


 ウイルスなどの攻撃はシステムの脆弱性を利用して感染します。常にシステムファイルやファームウェアの脆弱箇所を防ぐためにも最新の状態にしてください。
 脆弱性の危険の理由については、下記の本サイトを読めばわかると思います。

http://zeropaso.gozaru.jp/netw2sec1.html

【0から楽しむパソコン講座 ネットワークセキュリティ編1 ハッキングから身を守る】

通常はスケジュールなどを設定をして自動的に最新にしてくれる機能がありますので、その機能を利用しましょう。

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2.ルーターのセキュリティを高レベルに設定する。

 ウイルスや攻撃を外部からネットワークに侵入してこないようにしなければなりません。
そのため、ルーターの設定が重要になります。
 特に次のことが重要になります。

 1.ポート番号をむやみに解放しない。
 2.信頼するプロバイダを使用すること
 3.通信の暗号化を行うこと
 4.無線ネットワークは必ず高度なパスワードと暗号を設定すること。

 ルーターのポート番号をむやみに解放してしまうと、その分ウイルスの攻撃の危険性にさらされます。ウイルスなどの攻撃は通常の使用するポート番号とは別のポート番号から侵入してきます。
 また、時に気をつけなければならにのが無線ネットワーク(Wi-fi)などの設定です。無線ネットワークはどこでも設置できて便利な反面、外部からネットワークに侵入される可能性が十分になります。接続時の簡単な接続や安易なパスワードは非常に危険です。必ず周りに分からないパスワードを使用しましょう。パスワードは桁数があるほど強固になります。最低でも6文字から8文字のパスワードを設定してください。
 パスワードを設定することによって、外部からの侵入を防ぐだけではなく、今回の中国製のアイロンのように関係のない機器からの情報流出を防ぐことにもなります。


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3.プロバイダのセキュリティサービスを使用するのも一つの方法

 最近ではプロバイダ側でもネットワークの監視を行い、セキュリティーチェックをおこなってくれるサービスもあります。ウイルスや攻撃も侵入する前に防ぐのも大事なことです。このサービスが提供されている場合、ぜひ利用しましょう。


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4.ルーターのログをチェック

 ルーターには通信状態のログが保存されています。通常は通信が安定していればログを見る機会はありませんが、定期的にログをチェックすることにより、不振な通信を見つけることができます。設定の見覚えのないローカルIPアドレスから通信があった場合、ウイルスや攻撃に侵されている機器があるかもしれません。その機器を特定し、被害が拡大しないうちに対応するのも重要となります。

 このように、スマート家電のセキュリティ対策はきちんとした対策をとれば怖くありません。このセキュリティ対策がパソコンやタブレットなどの端末のセキュリティ対策にもなります。もう一度設定等を見直し、セキュリティレベルを上げてみてください。

KAZE

(明日とあさっては更新をお休みします。風邪をひいてしまいました。休養します。インフルではありません。)