ITpng
 現在ではIT用語が当たり前のように使われています。
 しかし、その用語はどんな由来から来たのか考えたこともないでしょう。
今回はいろいろな用語の由来を調べてみました。知っているもの・知らなかったものがあると思いますが、これを覚えればちょっとした「トリビア」になるかもしれません。

 それでは始まり始まり~。
mouse

1.マウス

 これはみなさん御存じのとおりです。形がマウスに似ているから付けられました。
 名付け親はMicrosoftのプログラマー、クリス・ピーターズです。この形をみて「ミッキーマウスに似ている」というところから始まり、「マウス・マウス」とジョークに言っていたことから始まったようです。
 ちなみに、マウスの感度を示す単位は「ミッキー」です。
1ミッキー=1/100インチとなります。(本当です。)


SPAM


2.Spamメール

 迷惑メールのことをスパムメールと言いますが、なぜスパムメールになったと言うと、
アメリカのテレビの広告から始まりました。
 みなさんもスーパーなどで見かけたことがある「SPAM」という缶詰がありますが、この缶詰は肉を主原料とした缶詰です。
 1970年代にアメリカのコメディ番組の中で「スパム」という言葉が、何回も言われ、視聴者から「しつこい!」と言われるほどでした。また、CMでも「スパム」という言葉が何回も使われ、これもやはり「しつこい!」と評判でした。このことから、スパムという言葉は、商品よりも「しつこい」という代名詞で使用され、しつこい迷惑メールのことを、この商品名を利用し、「スパムメール」と言われるようになったわけです。




【動画】スパム!



3.インターネットで使われている「クッキー(Cookie)」Cooky1

 インターネットで使われている「クッキー(Cookie)」とはウェブサイトを見たり利用したとき、ユーザのいろいろな情報(パスワード、サイトの設定、買い物カゴの中身、入力された語句など)を保存しておくファイルです。「クッキー(Cookie)」を使用することによって、ユーザーはウェブサイトを快適に利用することが出来ます。
 なぜ、このファイルが「クッキー(Cookie)」と名づけられたかというと、「フォーチュンクッキー」というお菓子から名づけられたというのが有力説になっています。
AKBの曲などにも出てくる「フォーチュンクッキー」というお菓子は、アメリカやイギリスなどにあり、クッキーの中におみくじが入っているというお菓子になります。
FCooky



 インターネットの「クッキー(Cookie)」は情報あ入っているため、外部から見られないように隠されています。その隠された中に情報が入っていることから、「フォーチュンクッキー」に似ているというこで、「クッキー(Cookie)」と呼ぶようになったそうです。
 


BUG

4.プログラムの「バグ」
 プログラム上でエラーなどが発見なり、そのエラーのことを「バグ」といいますが、「バグ」=虫という意味です。
 昔、コンピューター・プログラミングを行っていた時、エラーが起きたことから始まります。昔のコンピュータのプログラムは現在のように命令を入力するのではなく、機械の端子同士を配線していくのが「プログラム」でした、ある日突然、原因不明のエラーが起きました。配線を調べていったら、機器の中に一匹の「蛾」が挟まっており、それが端子同士をショートさせていたのが原因でした。それからプログラムのエラーのことを「バグ」と言うようになったそうです。


BLOG


5.ブログ
 現在はおなじみの「ブログ」ですが、元々は、ウェーブを記録するサービス(WEBログ)から始まったと言われています。
 その後、「WEBログ」という言葉が短縮化され「ブログ」と呼ばれるようになりました。
LOGIN


6.ログイン
 ネットワークに入ることを「ログイン」と言いますが、なぜログインと言う言葉が使われたのはいろいろな諸説があり不確定です。
 この「ログイン」という言葉は「航海」の言葉で使われていました。

 ログインの「ログ」とは「丸太」のことで、昔この丸太を一定間隔でロープに結び、航海中の船の上から投げ込んで、船の速度を測っていたことから「丸太を投げ込む=ログ イン」と呼んだそうです。その後、航行速度の記録から航海日誌となり、航海日誌を書く=ログインという言葉で呼ばれていたそうです。
 ネットワークで使用する「ログイン」にはいろいろな説がありますが、ネットワーク(海)で記録を残すことから「ログイン」と呼ばれるようになったという説もあります。ただし、この説も一説にすぎません。


Bluetoothrogo


7.Bluetooth

 今ではスマホなどでおなじみのBluetoothという言葉ですが、このBluetoothというの言葉は実は、10世紀に即位していたデンマーク国王の呼び名です。
 なぜ、「名前」でなく「呼び名」と表記したかと言いますと、10世紀に即位していたデンマーク国王の名前はハーラル・ブロタン(Harald Blatand)という名前でした。
 当時は国や人種同士の戦争は多い時代でしたが、この国王はノルウェーとデンマークを交渉によって異人種間を無血統合させた人物であり、その功績から古デンマーク語で「浅黒い肌の英雄」という意味から「ブロタン(Blatand)」と呼ばれました。この「ブロタン」を英語に音訳したものが「Bluetooth(青歯王)」となります。
 この規格が開発されたとき、「多数存在する無線通信規格を統一させたい」ということから、この英雄の呼び名にちなんでBluetoothと名付けられたそうです。



 この他にもいろいろとあります。次回は企業や製品に関する名前の由来を記載していきたいと思います。