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 情報処理推進機構(IPA)は8月29日、iOSデバイス(iPhoneやiPadなど)のユーザーに対して、至急最新バージョンの「iOS 9.3.5」へ至急アップデートするよう呼び掛けております。
 まだ旧バージョンを使用しているユーザーは至急アップデートを行ってください。
今回、旧iOSで深刻な脆弱性のセキュリティ欠陥が見つかりました。

sinigami

 セキュリティの脆弱性を悪用された場合、端末が「脱獄」させられてしまう恐れがあります。
 この攻撃は相手側から遠隔操作されるため、ユーザーが気づかないうちに端末が「脱獄」されてしまいます。
 先日にもAndoroid端末でルート化するアプリが出回る件を紹介しましたが、今回はアプリで「脱獄」されるわけではありません。勝手に攻撃者が「脱獄」を行ってしまうのです。

 この攻撃で端末が「脱獄」に成功した場合、その後の使用している端末はAppleのメーカー保証は一切受けられなくなり、攻撃者の遠隔操作によってメールの情報やスケージュール、中にはクレジット番号・帆人情報などを盗聴されてしいます。
 また、遠隔操作で「脱獄」に失敗した場合、端末は二度と動かなくなります。いわゆる「文鎮化」です。

 日本でも被害報告が出てきています。特に、何もしていないのにスマホが「文鎮化」したという事例が出えてきています。もしかしたらこのセキュリティ攻撃が原因かもしれません。

 今回のアップデートの呼びかけは通常とは違い、緊急性が高いアップデートですので必ず早めにアップデートを行ってください。