USA

 前回、アメリカの大統領選挙での電子投票システムの件について記事を書きましたが、その懸念される部分が話題になり、現在アメリカで投票の再集計が行われようとしています。
 前回の記事でアメリカの電子投票システムでWindowsXPを使用しており、ハッキングが可能な状態にあることを書きました。

【大統領選】アメリカの電子投票システムで気になる部分【アメリカ】

http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/9061430.html

 公正な状態で選挙が行われていたわけですが、その電子投票数が不正行為が行われていたのではないかという疑惑が持ち上がりました。

 この話題はCNNなどでも報道されており、イリノイ州やアリゾナ州での有権者登録システムへの不正侵入などが確認されたということで、投票するシステムにマルウェアを感染させ、特定の候補の表(トランプ氏?)を水増しさせるという行為が行われていた可能性があるということです。

 確たる証拠は現在発見されていませんが、同じ州で、投票用紙に記入して投票を行う方式にくらべ、クリントン氏の投票率が電子投票システムだと7%も投票率が下回っているとのことです。

 この電子投票システムは以前にもトラブルがあり、日本国内でも実施されましたが、データ集計の投票数の信ぴょう性が欠けるため、国政選挙では現在行われていないのが現状です。
touhyou

【参議院選挙にちなんでの疑問】なぜ国政選挙で「電子投票」を実施しないのか。

http://blog.livedoor.jp/zeropasoakita/archives/4444576.html

 この再集計に関しては、当初は難しいと言われていました。なぜかというと、アメリカ大統領選挙で投票の再集計を行う場合、申し立て者が手数料を払わなければならないということになっているそうです。その金額は約200万ドル(約2億2500万円)という膨大な金額が必要となります。
 しかし、第3党「緑の党」候補だったスタイン氏がこの金額を上回る500万ドル(約5億5000万円)以上を調達し、ウィスコンシン州の選挙管理委員会は、25日スタイン氏らの要請を受理し来週以降に投票結果を再集計するとのことです。

 また、超激戦区であったペンシルベニア州やミシガン州でもスタイン氏は再集計の申し立てを行っており、これが受理されれば、もしかしたら大統領の当選が変わる可能性が十分にでてくるということになります。

 一説によると、選挙人はトランプ氏の方が現在多いわけですが、総得票数がクリントン氏の方がトランプ氏よりも200万票も上回っているということでした。

 もし再集計が行われ、集計結果が逆転した場合は、今回の電子投票システムについても、もう一度根本からシステムの体系や運用などすべてを見直ししなければならず、電子投票の信ぴょう性そのものも考えなければならないということになります。
 
 今回の話題は「デジタルで行うもの」は必ずしも「完璧」ではないということがよくわかった話題だと思います。最後にはやはり「人間自身でのチェック」が必要になってきます。このことはどの分野にも言えることではないのでしょうか・