Firefox
 Firefoxの高速化についての記事が人気となっています。今回は、もうちょっと設定を見直して高速化を図っていきたいと思います。
 まずは、前回でも紹介しましたが、安全のために「configuration mania」というアドオンを使用します。この「configuration mania」は細かい設定である「config」の部分を簡単に設定できるというアドオンです。

入手先
 https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/configuration-mania-4420/

インストールしたら、インストールしたら、「設定」を開いて設定を行います。

今回、設定変更するのはWeb APIの箇所です。

ブラウザからWeb APIを選択します。

Firesettei10

 この中に「バイブレーションAPI」と「バッテリーステータスAPI」にチェックが入っています。

 「バイブレーションAPI」はスマホやタブレットなどでタッチ操作などを行ったときにバイブレーションを行うといった機能です。

 「バッテリーステータスAPI」はブラウザのWeb上でバッテリーの使用状況を把握できる機能ですが、現在、そのバッテリーAPIに対応しているWebページはほとんどありません。

 上記2点のAPIは使用しなくても良い機能ですのでチェックをOFFにします。

 次に、使用環境によって異なりますが、パソコンでFirefoxを使用している場合「位置情報通信機能」は使用しなくても良いのでチェックを外します。

 次に、「Web Components(Shadow DOM)を使用する」に、現在チェックが入っていませんが、これにチェックを入れましょう。

 この「Shadow DOM」とは、複雑化となってきているWeb画面やWebアプリケーション開発などを簡単にするためにGoogleが提供した、「簡単にする方法」と考えてください。このShadow DOMを開発者が使うことにより、Web開発が楽になるということで、このShadow DOMを使用するWeb画面が増えています。そのためこの機能をONにした方が良いということになります。

 また、同様に「WebAssembly」にも現在はチェックが入っていませんので、これもチェックを入れます。

 「WebAssembly」はJavaScriptの処理を補完し、マシンパワーの劣る端末でも効率よくJavaScriptを実行できるという機能です。そのためJavaScriptが実行された場合、この「WebAssembly」の機能によって処理に負担がかからないということになります。


 これらの設定を変更することにより、Firefoxが軽くなり高速化になったと実感できると思います。